企業はリストラの進行で三つの壁にぶつかる。
1.物理的な壁
2.制度・仕組みの壁
3.意識の壁
建設新聞に載っていたこの教えから簡単に整理してみました。
現在進行中のこれらの壁をどう打破するか。そこに自助努力の創意工夫が生まれるはず。
1.物理的な壁
資金 入出バランスの崩れ ・・・ 新しい対応が必要
在庫 積極・消極でなく自社企業環境の予測に合う対応
設備 積極・消極でなく自社企業環境の予測に合う対応
2.制度・仕組みの壁
良かったはずの従前システム ・・・ 企業環境にゆとりがある場合の制度・仕組み
環境変化が原因で次第に合わなくなり邪魔になっていく
現状対応で必要なシステム ・・・ 従前から未来への過渡期の緊急対応制度・仕組み
環境変化が進行中なのでシステムもその都度変化させる
未来で必要な新システム ・・・・ 国際化・規制緩和から予測する先行きの制度・仕組み
3.意識の壁
変化についていけないもどかしさが総体の意識
リーダーとして日常必要な対応は
意識無くして実行なし
実行無くして対応なし
対応無くして反応なし
反応無くして意識なし
変化は語らなくても実体験させればわかる。いまのリーダーに下の者の動きを待つゆとりな
ど無いはず。下の者をどう動かして相乗効果を生み出すか。いま必要とされるリーダーシップ
は盛り上がりを待つのでなく、盛り上がりを自発的につくり出し実行させることの繰り返しで
す。切迫する当面の対応策実行には待ち時間はありません。
しいて意識づけなければならないことは今とは違う少し先の変化への身構えです。
一番大切なことは現状を的確に把握できることと、現状打破の実行繰り返し。
集団の実行成果を求めるには、現状打破の取り組みで相乗効果を生み出すことが重要です。
切迫感、緊迫感があっても体制の行動がうまくとれないのはそこに拮抗作用が働いているからです。
実情に合ういい組合せ・・・ これが相乗効果を呼び込む秘訣です。