平成8年度に引き続き活動した「北海道技術・市場交流プラザ」も3月で終了
しました。集まった20名それぞれが激動の中で事業を継続するヒントをつかも
うと語り合い、地域の現状を確かめあえた2年でした。今年のプラザでも医療専
門家を交え、地域特性を活かせる身近な交流の深まりに自分たちの企業の事業構
造を変える捉え方の参考を求めてみました。
* 高齢化社会に対応するバリアフリーとは・・・・・・
* 自分自身が暮らす望ましい高齢化社会とは・・・・・
* 健康で元気な高齢化社会をめざすには・・・・・・・ etc.
地元の医師や行政勤務の保健婦さんたちから専門分野の指導をいただき、近間
の先進施設や行政と地域がうまく組み合うシステムを一緒に視察しました。社会
構造の変化を先取りして対応を進めている状況を伺い感心の連続でした。先進国
フィンランドを見習おうと短期間で密度の高い国際交流を展開している奈井江
町、町民の健康づくりに長く取り組んでいる鷹栖町、どちらも担当者から熱い思
いと行動実践の意欲が伝わってきました。元気な暮らしに取り組むことは私たち
の事業経営と原点が同じと教えられたようです。
10月には北海道国際航空(株)の浜田輝男代表取締役副社長から昨年のプラ
ザ開始に続いて再度お話いただきました。会社設立から1年、想像できないほど
の多くの試練とその克服、今後予測される難問に立ち向かう強い姿勢を山本克郎
前代表取締役と一緒に披露されました。許される短い期間で数々の難問を解決し
ながら全国から注目される地域の大きな期待に沿って、先見性、洞察、判断、企
画、決断、行動、交渉、理解などの力量を発揮し組織を統率・管理する経営力の
素晴らしさを知りました。
また、今年度プラザのチャレンジ目標だった「自分たちの事業を知ってもらお
う」が上川支庁の協力で実現しました。情報交換会を後半に2回企画し、道内全
市町村に呼びかけていただいてインターネット掲示板も設置されました。
企業論理に置き換えた戦略論でなく、本物の戦理について講話いただいた畊野
氏はじめ多くの新しい出会いから何か始められそうな予感が湧いてきました。
最終例会では、これからも小さな実践タイプの自主プラザとして進もうと確認
しあったところです。2年に亘り指導いただいた関係各位、出会いを大切に続け
て交流いただいている多くのみなさま、そして面倒がらずに参加いただいた会員
各位に一区切りのお礼を申し上げながら、「この集まりは続きます、どうぞこれ
からもご一緒に」と紙面上から改めて呼びかけさせていただきます。
ありがとうございました。これからも宜しくおつき合い願います。
10年3月